アウト・フォー・ジャスティス

直訳すれば、『正義の外』です。それにふさわしい内容と仕上がっております。
内容としては、麻薬がらみで警察の人が殺されたので、なんざ理由もなく事件に首を突っこんだセガールが、とりあえず暴れて、なんとなく暴れて、そうこうしてたら敵が来たから暴れて、でも捜査は進まないからイチャモンつけて暴れていたら、近所の少年からタレコミがあったので現場に直行して暴れて事件解決といういつも通りの内容です。
偏にこの映画の特徴は、敵のボス、リッチーにありました。
このリッチーですが、単なるバーテンの弟に無理難題を言い渡し、車椅子の人間を脅したり、女性を見るとテゴメにするなど弱い相手には大いばりで、いざ刑事とかが来ると螺旋階段の影に隠れて足を撃ち、痛がってるところにトドメを刺すなど非常にやることがコスイです。後かなりデブです。
もう、セガールに腹を殴られるシーンを想像するだけで非常にワクワクします。*1
おそらく、やりたいことやりつくした制作者が「コレ全然セガールに正義がじゃないじゃん」と気がついて、この題名になったと思われます。ナイスです。

*1:もちろんセガールは腹を殴りました