デビルマン

壁に叩きつけたり燃やしたりするために、わざわざ流水大説を買う人がいるように、自ら地雷を踏む人は結構いるモノです。
と言うワケで「観た人が全員被害者」や「ブレアウィッチ0を超えた!」などの裏キャッチコピーに惹かれ、わざわざ観に行ってきました。
腹を抱えて笑えました。


・デーモンと一体化し、非人間となってしまった苦悩を、セリフを棒読みさせることによって表現していたのは、非常に斬新でした。
・特に圧巻だったのが稲作のシーンで、突如「あー」と感情のこもっていない雄叫びをあげさせる演出は、観客に主人公の精神状態の異常さを伝えるには十分でした。
・また、デーモンと一体化したことにより、まともな会話ができなくなってしまうという演出には、脚本家も心血を注いでいたのだろうと思われます。


ただ一つ難点を挙げるとするならば、デーモン騒ぎが起こる前から、作中の世界観が上記の様な状態に陥っていたことですね。