ザ・ヒットマン/危険な標的

何の前知識も仕入れずに観たワケですが、結構楽しめました。


まずは簡単にストーリ−の解説をば。
ヒットマン(ノリス)と友達の組織の幹部、手を組んで大暴れ

ヒットマン、組織を抜ける

幹部、ストーリ−の都合でヒットマンをつけねらう

ヒットマン、軽くいなす

幹部、少年を人質にして部屋ごと爆破

モロに爆発をくらうも無傷のヒットマン、幹部をこらしめる

おしまい


最も素晴らしかったのは、爆発をモロ食らっても無傷で元気に悪玉壊滅の主人公より、椅子に体を縛られ、口をガムテープでグルグル巻きにされ、なおかつ爆発の中心にいながら(椅子に爆弾が仕掛けられていました)、目立った傷が頬のガムテープを剥がした跡のみだったサブ役の少年がもう。
そりゃあ、少年漫画のメガネ君に相当するヤツがこんなに強ければ、主人公は何の労もなく悪の組織壊滅させられるわなあと思いました。
まあ、この悪役たちがそうとうバカだったのも要因ですが。
どの程度のバカかと言えば、悪玉同士が結託しようとして、片方の裏切りよりもう片方が殺され、その残った方がその裏で結託しようとした悪玉に裏切られて殺されて、残った悪玉を主人公がサッとやっつけるというラストで。


前半分の文章だけなら、まるでセガール主演映画みたいですが、主演はチャック・ウィルソンです。
おそらく、セガールが主演だったら、少年も爆発で死んでしまい、最後はマフィア同士が結託しつつもセガールの影に怯え、猛然とセガールが怒ってるワリに余裕タップリの戦いをみせる映画になります。