鉄コミュニケーション/秋山瑞人

鉄コミュニケイション1 (電撃文庫)

鉄コミュニケイション1 (電撃文庫)

総評:A+
冒頭部分を読みながら、ロボットの方々があまりにも人間くさい思考をするのに、少々違和感を感じていた。

クレリックの口調に挑戦的な笑いが混じり、
「結論を申し上げましょうか。早い話がですね、我々とハルカ様の立場には毛ほどの違いもなく、奉仕隷属強制命令したりされたりするくらいなら死んだほうがマシであり、つまるところがアイザック・アシモフはクソして寝ろってわけですよ。我々は、我々自身の意思を肯定するように、ハルカ様の意思を肯定します。ロボットであるか人間であるかに関係なく、同じ思考する物体として、どこまでも対等の存在として、我々はハルカ様の意思と行為を肯定します。」

目から鱗が落ちました。クソして寝る。