ハード・トゥ・キル

奴の映画が金曜ロードショーでやっていたので観ました。いやあ、おもしろかったです。
内容は、大物政治家を捕まえようと証拠固めをしていたがセガールが、自宅に帰ったところ闇討ちにあい、珍しくヤられて7年間昏睡になるも、奇跡の復活を遂げ復讐を果たすという、冒頭以外はいたっていつもの内容です。
見所は、髭を生やし、死にかけの役に扮するセガールと、間違った東洋の医療技術で復活を遂げるセガールですね。後、とにかく乳を揉むセガールは秀逸です。これぐらいしか見所はありませんが。
個人的に好きなのが、映画後半で内容がダレかけている所に、急に悪役になるセガールですね。
衆人環境でケンタローの首を絞めます。
便器に『死そのものより、死への恐怖の方が恐ろしい』と落書きしたり、壁に『次はオマエだ』とか落書きをしたりと、細工は粒々です。
クローザットに隠れている悪玉(ひ弱)を、「ここかなぁ〜?おや、ここにいるのかなぁ?」と口にしながら、ゆっくり捜し回ります。
スゲエ、やっているコトが完璧に子供を襲う殺人鬼です。恐らく、この時の悪玉の恐怖感は「シャイニング」の主人公以上でしょう。なんてたってセガールですから。


ただ少し気になったのが、この映画、特にセガールを7年間も昏睡させる意味はないのが難点ですね。半年ぐらいで良さそうなモンですけど。一応生き別れの息子との再会シーンはありますが、5秒くらいですし。